社長!好きです!
留理に着替えさせてる間

社長たちは階下へ下りて行った。



着替え終えると留理は自分のリュックを持ってきて

携帯を取り出し


何やらメールを打ち出した


「パパにメールしてるの?」


真剣な様子の留理の手元を覗く




「違うよ。彼女にモーニングメールだよ。」


ああそうですか・・・



本当にこーゆーとこは、5歳と思えない


「そうだ、なごみママのメアド聞いてないよ。」


ああそうだった・・・


「ちょっと待ってて・・・」


テーブルに投げ出してあったカバンから携帯を取り出すと


ポトン!

一緒に引っ掛かって

みどりのものが床に落ちた


あ・・・


「あー僕のと同じやつだ!」


メールを打ち終えた留理がすかさず

それを拾い上げ


「あーでもちょっと違う。」

と言い


自分のリュックをゴソゴソし出した。



みどりのそれは


そう


さなえにお土産でもらったあの人形



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