☆ソラ☆
「連と吉村!!」

その声に私たちは振り向くと、中村先生が満面の笑みで職員室の窓から見ていた。

「教室に行く前に職員室に寄ってくれ。」

そう言うと、中村先生は奥へ行ってしまった。

私は嫌な予感がした。
連も私と同じ嫌な予感をしたのか、私たちは顔を合わせて肩を落とした。

嫌な予感は的中し職員室に入ると、中村先生は私と連にドアの傍に置いてあるダンボール箱を1人1個ずつ持っていくように指示した。
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