☆ソラ☆
第10章

☆それぞれの想い☆

最近、七森が俺の部活が終わるまで待っている。
今日も部活が終わって、部室を出ると待っていた。

「連、お疲れ様。」

七森は俺が出てくると、笑顔で言ってきた。


最初の方は我慢をしていた。
いつか諦めてくれるんじゃないかって思ってたし、あまり傷つける言葉も言いたくなかった。
でも、七森は諦めてくれなかった。
俺が校門のほうへ歩き出すと、七森は当たり前のように隣に並んで歩き出した。


俺は隣で七森の会話を聞かず、部活前のことを思い出していた。


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