君へ届け


トントン…

そんな音だ。



音を頼りに歩いていくと、トントンという音がドンドンに変わっていった。


場所に近づいてるんだ。




そして、たどり着いた場所は男子トイレだった。


掃除用具入れの、閂でしっかり錠されたドアが



内側から激しく叩かれていた。





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