文目剣術部【弐】

「…あ、あぁ悪い…いや、あー、えっと…そういえば詠達はこの事知らないんだよな?」

「ならこのまま黙っておいてくれ」と丁嵐は言ってベッドに横になった

長水と凪は一瞬顔を見合わせてから丁嵐を見た

「何だよ?」

「いや、さ…それがさ…詠達今愛知県に居んだよ…つか行っちゃったみたいな?」

凪も長水の隣でコクコクと頷いている

丁嵐は「嘘だろ?!」と目を丸くした


「ここか秋桐高校」

詠は秋桐高校を見上げた

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