文目剣術部【弐】

朝練まで時間があった詠は歯磨きを終えてからソファに寝転んだ

「来週大会だなぁ…」

ふと目に入ったカレンダーを見て詠は目をつぶった

「詠さん」

何故か一瞬脳裏に華宮の顔が浮かんで驚いた詠は「は?!」と起き上がった

「何であいつが…」と詠はあぐらをかいて腕組みしながらしばらく考えこんだ

だがさっぱり浮かんできた理由が見つからない

「何してんのあんた?」



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