文目剣術部【弐】

「へ?」と驚いて詠は声のする方を見上げた

「何って顔してんのよあんた?私がこの時間に起きてるのがそんなに珍しいわけ?」

「失礼な」と詠の姉こと《詠 弥生(ウタイ ヤヨイ)》がテーブルに2人分の朝食を出した

「珍しいってか…つか今日休みじゃなかったのかよ?」

「休みだったけど今日シフト入ってた子がインフルかかっちゃったから急遽シフト回って来たのよ!あー最悪!」

弥生は大きなため息をついた

「それで?あんた何でさっき考え込んでたのよ珍しい」




< 159 / 211 >

この作品をシェア

pagetop