クズレタ果実【完】
「北川さ、俺の部屋か客間、どっちにする」



「客間」



荷物を2階に運ぼうとしてくれた冴嶌の問い掛けに即答し、急須にお湯を注ぐ。

湯飲みにもお湯を入れて温めてると、拗ねてる冴嶌は、2階に上がって行く。

そんな、別室な事で拗ねられても、可愛いとしか思えない。

ギャップが凄い。

私は薫りの良さを堪能しながらお茶を運ぶと、冴嶌も戻って来て、お寿司も届いた。
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