クズレタ果実【完】
まぁ、前にも誘ってしまったけどね。

冴嶌は前を向いて動かない。

緊張とは思えない姿に、背中に冷や汗が伝う。



「――俺は抱かれる趣味はない」



「それって……どうしろと…っ」



私が抱かれれば良いの?

…冴嶌に!?

戸惑い、手汗をスエットで拭いながら立ち上がる。

ベットに逃げたら、ヤる気があると勘違いされそうで。

部屋から出たら、オートロックで冴嶌が開けてくれないと入れない。
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