居候させて頂きます
***

オムライスを美味しそうに頬張る女性を見ながらアイスコーヒーを啜った 


「甘党なんですね」

急に問いかけられ驚いていると女性は使い終わったガムシロップのゴミを指差し笑った


「ああ、今日は甘いのが飲みたくてね」



「でも3つ入れるってすごいですね」

クスクス笑いながら俺を見る



確かに多いかも。そう思い少し恥ずかしくなってきた。 


恥ずかしそうにしている俺を見て、またもやクスクス笑いながら女性は電車での話をし始めた

「先程は急に話掛けてごめんなさい、びっくりしましたよね?」



「あっ、いや大丈夫。それで記憶がないって?」



「はい・・・、今日、気付いたら公園にいたんです。どこから来たのか、自分が誰なのか全くわからないんです。
あっ、でも電車の乗り方とかはわかるんですよ?
ただ、自分に関することがさっぱりわからなくて・・・宮川線の電車が、とっても懐かしい感じがしたんです。だから何か思い出すかもしれないって思ってとりあえず電車に乗ってみたんですけど」



そこまで聞くと、1つの疑問が沸いてきた

自分に関することが思い出せないのに、なぜ俺を見たことあると思ったのだろう? 


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