世界が逆転した日
「まあ、そうなんですけど...。デキちゃったんですよ。」


え!?デ、デキたって何が!?
...ひとつしかないよね。

場の空気が一瞬静まりかえってから、全員で明宏をイジリだした。
もちろん俺はそんなのに参加する元気はない。

明宏の彼女は一般人だし、俺たちはアイドルじゃないから、結婚してもそこまで問題はないんだろうけど...。

若い時に結婚した芸能人は他にもいるし。

まさか明宏がそんなことするなんて...。
明宏も若い男だし、うっかり油断していたのかもしれないけど。
誰にだって失敗はあるし、そんなこともある...のかな。

あっちの世界の明宏も付き合う前に俺に手を出したわけだし、意外と明宏はそうゆうところがあるのかもしれない。

がっついてるというか。
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