世界が逆転した日

いつもの風景

次の日の朝、俺はよく見慣れた懐かしい 場所にいた。

そこはよく知っている場所ではあるが、 確かに昨日まで見ていた風景とは違う場 所だった。




俺が26年間住んでいた、家。
そして、男のカラダ。



「うそっ!?なにこれ、夢!?」



いや、今までのことの方が夢だったのか ?
いったいどうなってるんだ?




「敦!いつまで寝てるの? 仕事に遅れるわよ!」


階段を上がってくる音と、そして、
懐かしい声が聞こえた。
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