【完】愛の価値


――休み時間




「はぁぁぁぁ…」




俺はため息をついた。




「あん?伊月お前元気ねーじゃん。なんかあっただろ?」




俺のマブダチの杉原由綺が俺に訪ねる。




「ん。なんもねぇ。」




こいつに言ったらバカにされるに決まってる。




「あ゛ぁ?伊月てめぇ…お前の顔に"悩"って完璧書いてあるじゃねーか。」




「書いてねぇよwwwんーじゃぁ…由綺だけに特別に教える。」




「んぉ♪さすが俺の伊月じゃん!!んでんで?」




「俺のって…。実は今日…美途を見たんだ。」






< 6 / 130 >

この作品をシェア

pagetop