君と見上げた空【完】
空は遂に意識がなくなった。
24時間寝ていて、私が呼びかけても
返事は返ってこなかった。
もう空は、病院で過ごすしか
できなくなった。
だけど私は笑顔でいた。
「空ーお見舞いきたよー!」
そんなことを言って、私は学校の
ことを楽しそうに話した。
空が聞いてくれることを願いながら。
そして時々、私は心臓に耳を当てた。
ドクドクドクドク…
その音を聞くと私は確信する。
大丈夫、空は生きている。
24時間寝ていて、私が呼びかけても
返事は返ってこなかった。
もう空は、病院で過ごすしか
できなくなった。
だけど私は笑顔でいた。
「空ーお見舞いきたよー!」
そんなことを言って、私は学校の
ことを楽しそうに話した。
空が聞いてくれることを願いながら。
そして時々、私は心臓に耳を当てた。
ドクドクドクドク…
その音を聞くと私は確信する。
大丈夫、空は生きている。