隣に住んでいるのは先生で……。



「綾子、ネックレスは?何故着けないんだ………」



やっぱり先生があのネックレスを私にくれたんだ。



先生には彼女がいるのに、先生からの貰い物なんて着けれる訳ないじゃない………。



それに私は突然、腕を掴んで私をエレベーターに乗せた先生に怒っていた。



「それより、先生!何で私をエレベーターに乗せたんですか!私はまだお姉ちゃんに話すことが………」



突然先生は私を壁に押し付けてきた。



そして、私の言葉を遮るように、先生は私にキスをした。



「………っん」



突然のことで分からなくなっていた頭に思考が回り始めたころには、息が苦しくなっていた。



「ちょっ………せんせっ………」



それでも、キスを止めない先生の胸板を押し返した。



「くるし………っん………」



そう言って、胸板を押さえていたら、突然先生は私から離れた。



「はぁ………はぁ………」



「………はぁ」



二人の息切れている声だけがエレベーターに響いた。



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