最愛〜最高の涙を君と…〜
「もし男として一ノ瀬先輩を好きなら嬉しいことでもむかつくことでもとりあえずいつの間にか一ノ瀬先輩の事を考えてるはず」
嬉しいことでも、
「…むかつくことでも?」
「そうだよ。ふとした時に思い出すの。頭の隅ではいつもその人のことを考えてる。それも毎日ね」
そういえば、
そんなこともあった気がする。
それに最近毎日颯のこと…
「でも、好きになるの早すぎない?あたし、おかしい?」
「だから言ったじゃん。時間なんて関係ないの。恋愛なんて直感だよ?」
そんなもんかな…。
「どうしよ、夏帆」
「ん?」
「あたし、颯のこと好き、かもしんない」
夏帆は笑いながら
かもって何よ!って言ってた。