最愛〜最高の涙を君と…〜






―――――――グイッ





え、





「な、に?」





この場を去ろうとした瞬間
颯があたしの腕を掴んだ。






「え……あ」

「どうしたの?」

「………………何でもないよ」






そう言ってあたしの
腕を離して歩いていってしまった。




なんだったんだろう。










とりあえず、
夏帆たちのところへ戻ろう。






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