最愛〜最高の涙を君と…〜






颯の行動はわからないまま
その日は何事もなく放課後になった。




「……あれ」




待ち合わせ場所の公園に
いつもあたしより先にいる
颯がいなかった。




どうしたんだろう…。





「…………」




とりあえず颯がいつも
座っているベンチに腰かけた。




昼間の行動といい、
今日は何かあったんだろうか。
















また自分がタメ息を
つきそうになったのに気づき
慌ててそれを飲み込んだ。






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