最愛〜最高の涙を君と…〜
大輝さんにまで伝わるほど
あたしは元気ないのか。
いや、元気がないわけじゃない。
ただ疲れてる。精神的に。
「いえ、大丈夫ですよ。申し訳ないです」
とりあえず笑っとこ。
「……………そっか。じゃ、この料理運んでくれる?」
「はいっ」
大輝さんはまだなにか
言いたそうな顔をしていたけど
それ以上なにも言わなかった。
それから閉店時間まで
お客さんが途切れず
平日のわりに忙しく時間は
あっという間に過ぎていった。