最愛〜最高の涙を君と…〜
「おはよ、颯」
「ん」
眠そうだな。
あたしもだけど。
「おい」
瞬が颯の肩に手を置いて
呼び止めた。
「…………」
「麗のこと泣かしたら殺すから」
「別に俺は泣かさないよ」
「あっそ、ならいいけど。麗!こいつに飽きたらいつでも俺んとここいよ~」
「なっ、」
いきなりあたしに
話をふらないでよ。
しかもそんなこと、
颯がいる前で。
「ご心配なく。ラブラブだから」
あたしの手を握って
瞬にそう言って颯は歩き出した。
無表情のまま
“ラブラブ”なんて…。
本当に思っているのか
微妙なところだ。