最愛〜最高の涙を君と…〜
「ん?」
いきなり、足を止めた颯。
「どうしたの?」
「………なんでもない。ていうか、今日から教室まで迎えにいくから」
「はっ?なんで?」
そんなことされたら
あんたのファンに半殺しじゃん。
「別に?前から言おうと思ってたんだよね」
「や、やだ。殺されたくない」
「意味分かんないから。付き合ってるんだし良くない?」
付き合ってる…。
なんか颯に言われると
嬉しいな。
「でも、だめ!」
「ていうか、もう学校だし。俺ら手繋いでるし」
え?
気づけばもう校門。
颯とあたしは手を繋いでいる。
登校中の生徒がたくさん。
自意識過剰だけど
みんながあたしたちを
見ているように見えた。