最愛〜最高の涙を君と…〜
「え、なに?」
意味が分からない。
「ははっ、やっぱ忘れてた」
そんなことを言いながら
あたしの頭に乗っかっている
クラッカーのカスをどかす翔君。
「だから言っただろ?」
「麗ちゃんは颯のことしか頭にないもんな」
「それにしたって、自分の誕生日くらい覚えててよねっ」
「やっぱ麗は天然だな」
今日って…
あたしの誕生日、だっけ?
「麗っ、ろうそくの火!」
夏帆にそう言われて
混乱したまま火を吹き消した。