綺羅☆きら☆
次のバツ印も研究所だった。
そこには、何も資料がなく、『ノア計画』の内情が判らなかった。
「ハズレだな…次は少し離れているから、今晩はここで眠むるぞ。」
研究所には、仮眠室があり、有り難い事にシャワーもあった。
鈴は、綺羅に促されて先にシャワーを浴びに行った。
鈴がシャワーを浴びて居る間、昔いた研究員の日記らしき物を綺羅は見つけた。

数ページは、普段の生活の日記だったが、ノア計画とはアダムとイブ計画とかかれていた。
この星の最後の頼みが、 ノア計画で、アダムとイブ計画が自分達の未来の鍵だと。
イブの名は、ローズ
綺羅とローズを会わせるのが第一段階だ。
と記されていた。
アダムとイブ…察するに アダムは俺で、イブは、ローズと言う名の女か。…と言う事は、この星に 俺たち以外の若い女が居ると言う事かよ。
アダムとイブって…確か生命の誕生をつちかっている男女。
単純に言えば、俺の花嫁って事かよ…。
イブねえ~なんか肉体を取り戻してから、次々と展開が早くなるな。

「綺羅お先に有り難う」鈴がシャワー室から出て来ようとしてきた。
綺羅は、研究員の日記を閉じると本棚の後ろに隠した。
「綺羅…入るでしょ?」「ああ、入って来るよ」「私、ベッドの上段使うよ。」
ベッドを指差しながら、鈴は二段ベッドを指差した。
「ああ、良いよ。」
そう答えて、綺羅はシャワー室に入った。
鈴は疲れたのか、すぐにベッドに潜り込んで眠りについた。
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