青空バスケ
ハル君とも稜兄ともこうやってゆっくり話すのは久々。
とくにハル君とは全然会ってなったから会話が弾んだ。
「……栞奈?」
帰ってきた大和に気づかないぐらい楽しんでいた。
「大和。おかえり!」
「今日は早かったな」
「おかえりー」
大和は三人を順番に見てからもう一度あたしを見た。
「こんな時間に珍しいな。
どうしたんだ?」
「……あ、そうだ!
大和、ジャージ忘れてったでしょ」
「ジャージ……?……あ」
あたしがジャージを渡すと、大和は『サンキュ』と言いながら笑った。
その笑顔にドキドキするあたし……。
ヤバい……今のはカッコよかった……。
「栞奈?」
「ふぇっ!?
あ、え、えっと……」
「お前……顔真っ赤。
熱でもあんのか?」
「え!?ち、ちがっ……」
スッとあたしのおでこに手をあてる大和。
胸の鼓動がどんどん速くなっていく……。
「……あーあ。
大和も意外と鈍いのな」
「仕方ないな、俺のイトコだもんな」
稜兄とハル君が何か話していたのなんてもちろん聞こえない。