tearless【連載中】
小さくなった背中に呟くと、フラフラする体で家に向かった。
―ガチャン...
誰も居ない室内は太陽のせいで生暖かく、更に私の体力を奪っていく。
「ダメだ…」
熱もだけど、完全に回り始めてしまった璃琥への思いに胸が締め付けられていた。
「真那斗と別れたばっかなのに、こんな風に思うのって変かな?」
軽い女だって軽蔑する?
ベッドに倒れ込むと、さっきまで感じていた璃琥の背中を思い出し“本気(マジ)で好きになっちゃったみたい…”枕に顔を押し付け呟いた。
何だかんだ言って、助けてもらうのこれで3回目なんだよね…。
何でいつもタイミング良く居合わせるのかな?
「不思議…」
璃琥と出逢ってまだ1週間ちょっと。
初めての印象は最悪で。
しかも私の世界で一番嫌いなアイツによく似た瞳は、私の心を凍り付かせた。
そんな有り得ない奴なのに、惹かれ始めてる自分が今でも信じられない。
でも、心が“好き”って言ってるの…。
うるさい位に―……。
「寝よ…」
もう何も考えたくなくて、制服を脱ぎ捨てると着替えてベッドに潜り込んだ。
―ガチャン...
誰も居ない室内は太陽のせいで生暖かく、更に私の体力を奪っていく。
「ダメだ…」
熱もだけど、完全に回り始めてしまった璃琥への思いに胸が締め付けられていた。
「真那斗と別れたばっかなのに、こんな風に思うのって変かな?」
軽い女だって軽蔑する?
ベッドに倒れ込むと、さっきまで感じていた璃琥の背中を思い出し“本気(マジ)で好きになっちゃったみたい…”枕に顔を押し付け呟いた。
何だかんだ言って、助けてもらうのこれで3回目なんだよね…。
何でいつもタイミング良く居合わせるのかな?
「不思議…」
璃琥と出逢ってまだ1週間ちょっと。
初めての印象は最悪で。
しかも私の世界で一番嫌いなアイツによく似た瞳は、私の心を凍り付かせた。
そんな有り得ない奴なのに、惹かれ始めてる自分が今でも信じられない。
でも、心が“好き”って言ってるの…。
うるさい位に―……。
「寝よ…」
もう何も考えたくなくて、制服を脱ぎ捨てると着替えてベッドに潜り込んだ。