男子高の女子高生!!!!上
でも、なんか太ってるってひどくない?

「そうだったのか、悪かったな、水谷」

「あ、あぁ、いいよ」

なんでもいいか、助かったんだし。

ふぅ、と一息して私は席を着いた。

海斗が隣に座って、私は小声で海斗に話しかけた。

「ありがとう・・・」

「んぁ?別に」

やっぱり愛想がないけど、好き。

海斗はこうやって助けてくれる。

優しい。


・・・・大好き。

そんな事を思いながらニヤついていると、

「何ニヤついてんだよ、キモ」

と海斗に言われた。

きもいだと?

失礼な。

「うるさい」

私がそう言いながらまた笑っていると、海斗はまたきもい、とつぶやいた。
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