未来への光

大会当日

大会当日。あたしは、自分のことのように緊張してしかたがない。

試合は10:00からだというのに、今は7:00だ。

携帯をみると、圭吾からメールがきている。

"今日、俺絶対に優勝するからな。"

圭吾らしい、強い意気込み。

あたしは安心して、準備にとりかかる。

9:00になり、あたしは家を出た。

2人で買ったお守りとミサンガを身につけて。

会場につくと、いろんな中学の生徒がいて、

応援にきている保護者もたくさんいる。

あたしも友達と一緒に応援をするため、

いい席を探した。

席に座り、友達と話していると、

「男子100m予選を開始致します。」

とアナウンスがかかった。

みんなは一瞬にトラックを見始める。

圭吾は6組あるうちの3組目。

そのグループの中で、1番速い人だけが

決勝まで勝ち残れる。

あたしは、圭吾が勝つと信じている。
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