未来への光

真夏日より

8月上旬、暑い日差しの中毎日グラウンドで練習してる。

暑くないのかな?

そんなことを思いながら、彼の側に行った。

「早瀬くん。大丈夫?」

「神宮さん。大丈夫、俺健康だから。」

「そうなの?」

「1度も風邪ひいたことないんだぜ。」

「すごーい!」

「だろ?」

すごく気の合う早瀬くん。

今年始めて同じクラスになった。

あたしは彼のことを知っているが、

彼はあたしのことを知らない。

しかし、そんな関係は1日で消え

メアドも交換する中になった。

これから毎日差し入れを作ることにした。

彼の最後の大会、全国大会まで……。

暑い猛暑日、顔が赤く火照っていった。
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