ブラック王子に狙われて①



体育祭当日。



とうとう来た………この日が。


私が……彼に………
 

   想いを伝える……日。





少し早めに登校すると、

グラウンドに彼の姿を発見。



生徒会の人達と最終チェックをしてるみたい。


ジャージ姿もカッコいいなぁ。




3階の教室から眺めていると、



「何~、こんな朝早くから、息込んでんの?」

「へ?」



振り返るとゆずが……。



「おはよ」

「おはよう」

「今日だね」

「うん」

「頑張んな?」

「うん!!」



ゆずが優しく背中を擦ってくれた。


うん!!

頑張って、私の気持ちをぶつけてみよう!!


< 105 / 150 >

この作品をシェア

pagetop