狼君逹のお姫様【完】
~第Ⅹ章~

いつまでも好き…

冴は小さい袋を私に渡した。


「開けて良いの?」


「ああ…。」


何が入ってるのかなぁ…?


これ…。
前夏休みみんなと行ったデパートで見てた星のキーホルダ!!


「な、何で!?」


「柚衣が欲しいって言ったから…。」


それだけの事で…。


「ありがとう♪冴!」


「良いよ…、後これ…。」


冴はポケットから小さい箱を出し私の目の前で開けた。


「え…?」


その箱にはダイヤモンドの指輪が入っていた。


「俺と結婚して下さい…。」


嘘…!!


「そ、その…よろ…しく…お願いします…グスン…。」


駄目…嬉しすぎて涙が…。


「まだ、本物じゃねぇけど…大人になったら絶対渡すから…!!」


「ううん…これだけでも凄い嬉しい…私、こんな幸せで良いのかなぁ…?」


「良いんだよ…愛してる…柚衣…。」


冴は私をギュッと抱き締めた。


「ありがとう…私も、愛してるよ、冴…。」


私と冴は深く甘いキスを交わした。


ずっと…一緒だよ…冴♪
大好き…。




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