恋愛温度(番外編も完結しました)
「いえ。もう食べたばかりだし。

 帰らないといけないので、

 明日会社でお聞きします。」


「キミと課長に関係あることでも、興味はないかい?」





「私と課長ですか?」


「そう、私も江古田くんに会いに来たんだけど、

 その前に君と話をすべきだと思うんだが…」


「人を待たせてあるので、少しなら…」


部長はにっこり笑うと、


「すぐ済むよ。」


と言って、私の前を歩いて行った。


「はい。」


私は部長を追いかけた。


最悪の選択をしてしまったことに気がつかないままに、
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