恋愛温度(番外編も完結しました)
「ねえ、それやめない?」

和司は鼻歌を歌いながらスキップをしている。

小学生ですか?

「え?俺何かしてたっけ?」

満面の笑みを浮かべて首をかしげる。

してるでしょ?

そのスキップ…

「いや、いいです。」

「挨拶終わったら観光行こうな!

 宮島、一回行ってみたかったんだよ。

 パワースポットなんだってなあ。

 楽しみだな?」

「うん。」

和司のこういうところに救われる。

天然なのか、

計算なのか、といったら

多分、後者なのだろうと思う

私の異常なまでの緊張感を感じとっているはずだから。
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