恋愛温度(番外編も完結しました)


この2年というもの、

ずっとどこかモヤがかかっているような感じだった。

結花はきっと離婚届を出しただろう。

あの、大根をスパッと切ったような性格。

気に入ってるけど、

もう少し悩んだり、俺の気持ちも考えたりしてほしいもんだ。

はあ、

でも確認するにもここは、イタリア。

アイツにつながることは絶対できない。

自分の身を結花に手の届かない所に置くことで、

結花離れを狙ってるんだけど、

どこへ行っても結花のことばかり考える。

ホント、離婚届自分で書いたくせに、

諦め悪いよな俺。

なんて言ったって結花の事ばかり見つめてた、

ストーカーだもんな俺…はああ

結花なしで生きてるだけでも不思議だ。





< 288 / 311 >

この作品をシェア

pagetop