夏の日差しと狼のいろ。
ここに来てから、夢を
見ていない。
気絶したり、寝たりも
したけど夢は見なかった。
ツキはもどかしくなって
耳をぴくぴく動かした。
今こそ夢を見たいのに。
わからないことだらけで
ツキは夢で何かを見たかった。
いくらかんがえても
何も解決しないと思い
ツキはもう一度ウルーの傍に
こてんと寝転ぶと
考えるのをやめた。
「…寒くないか?」
「あ、ウルー」
頭上で声がして
ウルーが起きたのに気がつく。