夏の日差しと狼のいろ。
「…そんな!」
ツキは無意識に叫んだ。
アルもびっくりして目を
見開いている。
しかしウルーは落ち着いたように、
でも何か怒っているように
双子を睨んだ。
その視線に二人は
少しびくりとする。
「ツキに人を、殺させるつもりか」
低く呟くと、双子達は下を向いた。
「…わ、わかったよ…
嘘だって、殺せとかっていうのは」
ラスクがぼそぼそ言うと
ウルーは納得したように
尻尾を振ったのだった。