夏の日差しと狼のいろ。

アルは店を適当にまわっているうちに
酒場らしきところについた。



突然現れた巨大な狼に怯え、
人々は逃げ惑っている。


アルは酒場にずんずん入って
カウンターの所へ行った。


マスターらしき人が
静かに座っていた。


逃げるつもりはないらしい。



その人は青い瞳をこちらに向け
優しげに微笑んだ。


「…闇猫族かな?君は…
どうしたの?俺に何か用かい?」



アルはゆっくり頷いた。



「あなたたちの姫…が
今戦ってます。」


マスターらしき人は
雪狼特有の青い瞳を見開き、


それを嬉しげな笑みに帰る。



「姫が?よかったよ…」



アルはさっと尻尾を振って
話を変えた。


アルの真剣な表情に気がついたらしく
雪狼の男は真剣な顔をした。



「戦ってるんです。あの狼と
倒すためにあるものが必要です」


男は真剣に頷いた。






「とびっきりキツイお酒を
貸してください!」





ー……


こうしてアルはツキのもとに
向かったー…

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