神様修行はじめます! 其の二
あたしは怒りにまかせ、畳をバンバン踏み鳴らした。
そのあたしの横で、セバスチャンさんが冷静にうなづく。
「えぇ、どうやらハメられたようですね」
「え?」
「奥方は、あなた方が永久様を救い出す事を見越していたのでしょう」
「?」
「わざと、脱走させたのですよ」
わざと門川君を脱走させた?
なんで?
「奥方が被害者の仮面を被りながら、永久様を処刑するためです」
「・・・・・?」
「奥方は永久様をかばって、なんとか幽閉の罰で済ませた。なのに永久様が、勝手に脱走してしまった、とね」
「・・・・・」
「もはや、かばい切れぬ。母は涙をのんで息子の抹殺の決断を下した、という事ですよ」
「あ・・・・・」
あ・・・
あの・・・
あの鬼ババァっ!!!
なんてズル賢いのっ!
そのあたしの横で、セバスチャンさんが冷静にうなづく。
「えぇ、どうやらハメられたようですね」
「え?」
「奥方は、あなた方が永久様を救い出す事を見越していたのでしょう」
「?」
「わざと、脱走させたのですよ」
わざと門川君を脱走させた?
なんで?
「奥方が被害者の仮面を被りながら、永久様を処刑するためです」
「・・・・・?」
「奥方は永久様をかばって、なんとか幽閉の罰で済ませた。なのに永久様が、勝手に脱走してしまった、とね」
「・・・・・」
「もはや、かばい切れぬ。母は涙をのんで息子の抹殺の決断を下した、という事ですよ」
「あ・・・・・」
あ・・・
あの・・・
あの鬼ババァっ!!!
なんてズル賢いのっ!