神様修行はじめます! 其の二
門川君。

無表情な顔。無関心な目。

冷徹な態度、冷たい言葉。

怒った顔。笑った顔。


いつもあたしを慰める、冷たくて優しい指先。


心の中に、たくさん浮かんでくる。

いろいろな彼の姿、表情。声。

氷の中の、優しい真心。



あなたに・・・会いたい。


会ってあなたを守りたい。


・・・その前に、一発ぶん殴りたいけど。


そばに行きたい。

あなたのそばに。


そしてあたしの心を伝えたい。


あなたの指先に・・・


あたし、もう一度触れたいの・・・。


切ない想いに胸が締め付けられる。


彼の事を思って、胸が一杯になる。


ふわっと体が浮いて・・・

あたしの両足は、地面に着いた。

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