神様修行はじめます! 其の二
あたしは、部屋を覗き込んだ。
「あ・・・・・」
当主さんが、ひとりであぐらをかいて座っていた。
農作業着姿の背中を丸めて。
何にもない、他に誰もいない部屋に、ひとり。
座り込んでボソボソと独り言をしゃべっている。
大丈夫かな? 当主さん。
ショックのあまり、精神状態が普通じゃないのかもしれない。
その気持ちは・・・よく分かる。
あたしが、一緒についてた方が良いかもしれない。
一歩、部屋の中に踏み出すと、当主さんがこっちを向いた。
「あんれ? 嬢ちゃんでねえか」
意外に、元気な声が聞こえてきた。
当主さんのあぐらをかいた足元に、何かが見える。
あれは・・・写真?
それは永世おばあ様の写真だった。
そして写真の前に、山のようなおにぎりとお味噌汁が置かれていた。
「あ・・・・・」
当主さんが、ひとりであぐらをかいて座っていた。
農作業着姿の背中を丸めて。
何にもない、他に誰もいない部屋に、ひとり。
座り込んでボソボソと独り言をしゃべっている。
大丈夫かな? 当主さん。
ショックのあまり、精神状態が普通じゃないのかもしれない。
その気持ちは・・・よく分かる。
あたしが、一緒についてた方が良いかもしれない。
一歩、部屋の中に踏み出すと、当主さんがこっちを向いた。
「あんれ? 嬢ちゃんでねえか」
意外に、元気な声が聞こえてきた。
当主さんのあぐらをかいた足元に、何かが見える。
あれは・・・写真?
それは永世おばあ様の写真だった。
そして写真の前に、山のようなおにぎりとお味噌汁が置かれていた。