幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
「やはり最後は貴方ですか」




風が吹いた。
水面が揺れた。
浅葱色が見えた。
懐かしい色だと思った。




「―――沖田くん」












沖田は表情を歪めた。


呟く。





「貴方は、己の道を貫き通すのですか?」














はい、そう言って私は彼を見つめた。




「それで、貴方は後悔しませんか」




はい、そう言って私は彼を見つめた。




「貴方は、幸せでしたか?」





………幸せ、ですか。





「どうなんですか?







―――――山南さん」














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