幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
「僕は、武士だから」
「…………そっか」
小野寺は小さく微笑んだ。
「だから僕は、命にかえても君を守るよ」
沖田の表情は変わらない。
強い意志を持った瞳も、その笑顔も。
初めて会った頃から。
「この時代に来て、新撰組で初めて話しかけてくれたのは君だったね」
小野寺は、美しい沖田の瞳を覗く。
「私にとって、全ての始まりは君だ」
小野寺にとっての掛け替えのない数年間のきっかけは、沖田総司だった。
出会って、話をして、街へ行って、戦った。
剣を振って、泣いて、喜んで、笑い合って、恋をして。