幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
-----
---



「小野寺さんは、行った?」



少年は呟く。

美しい容姿。



まるで王子様のような少年だ。




「そうみたいですよ」


それに応える少年は、薄い色のふわふわした髪を揺らす。




「紫蓮院さんは大丈夫そう?」


「ぼくが誓ってお守り致します」


「それは頼もしいね」



少年は笑った。


< 71 / 693 >

この作品をシェア

pagetop