春•夏•秋•冬の彼等
「俺が好きなのはっ…」


春樹はそこまで言ってあとにつかえてしまう。

勢いに乗せて言ってしまえば良いのに、やっぱり言えない。


「あ、やば。そろそろ戻んないと授業遅れるよっ」


言うに言えなくて悔しそうな春樹をよそに、もうどんな会話をしたか忘れてしまっている感じの夏実は、3人にはやくしようと促す。


「…夏実、あんたの鈍感さはいつか人を殺すよ」
「何言ってんの?麻冬」


4人は食器を持ちながら席を立つ。


そう、もうお分かりだろうけど春樹は夏実のことが好きなのだ。

秋人と麻冬は当然知っている。

知らないのは夏実だけで、まぁ春樹も2人にバレてるとは思ってないようだが。

鈍感な2人。

好きと言えない春樹と、春樹を子供扱いする夏実。


春樹の恋はどうなるか。



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