BLOOD・CONTRACT
いつしか一家で冷酷無慈悲なガキがいると噂されるようになり、誰も近づかなくなっは言うまでもない。
そんな最中、自分は"浅宮御供家今の生贄だ"
と知ることになった。
あー母様が自分を責めていたのはこのことだったと12歳の時知った。
自分は生贄、死ぬために生まれてきた。
それからだ。ひどく冷め、感情をなくし、笑わなくなったのは。
残酷な殺し方をするなと国から注意も受けた。
今の奏都があるのは兄、磨樹の存在・愛だろう。