約束の恋
あたしはそのまま店の中に入った。
「希望?!」
多毅にぃはかなり驚いた様子だった。
そりゃ、驚くのも当たり前か。
もう営業時間過ぎてるんだし。
「多毅にぃ...。」
多毅にぃは、あたしを隣へ座らせた。
そして何も言わずに、いつものココアを出してくれた。
そして、奥から小さなクリスマスケーキを取り出してきた。
「お得意さんがくれたんだ。クリスマスプレゼントだって(笑)」
いつも通り、笑って話してくれる。
「食べよ?」
多毅にぃの言うように、あたしは多毅にぃとケーキを食べることにした。
「希望。メリークリスマース!」
多毅にぃは、明るくそう言った。
あたしと多毅にぃは、ケーキを食べた。
「ん!うまい!だろ?」
「おいしい。」
そのケーキは、とてもおいしかった。