君の左手





「恭二じゃない!!

 恭二さまだ!!」




「だれがそんな気っ持ち悪い呼び方するか!!」




「ほ~~

 じゃ、そのまま立っとけ

 みんな続きするぞ~

 前向け~~」



「ちょっ、まっ!!」



結局、私は恭二にことごとくシカトされ


立ったままホームルームを終えた




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