RUBY EYE

愛理が、月野に詰め寄る。


「あ、学校指定の水着なら・・・・・・」

「嘘でしょ? 一つも持ってないの?」


頷く月野に、愛理は呆れてしまう。


「わかった。一緒に買いに行こう」

「え、でも・・・・・・」


水着なんて、なんでもいいと思う。

そう言いかけたが、愛理の顔が怖くて、口を閉ざした。


「俺も一緒に行こうか? 水着選ぶの、手伝うよ」

「いらない。私とこの子で行くから。十夜もついて来ちゃダメだからね?」


愛理の言葉に、十夜が顔を上げる。


「愛理、それは―――」

「絶対にダメ。それに、そこら辺の雑魚に私は負けない」


自信たっぷりに言う愛理に、十夜は迷いながらも仕方ないと諦めた。


「学校終わったら、すぐ行くから。燃えるわ!」

「う、うん・・・・・・」


月野は苦笑いを浮かべながら、愛理の迫力に押されっぱなしだった。


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