エレーナ再びそれぞれの想い
こんな時にと思うかもしれませんが、私、悪い事ばかりではなかったような気がします」
エレーナは、意外なほど落ち着いていた。
「お前の口からそんな言葉が出てくるとはな。
以前のエレーナなら、絶対パニックになっていた」
ジェシーは、ようやく落ち着きを取り戻し、その場に座り込んだ。
天上界の危機とシュウの不幸、ふたつも抱え、本当はエレーナも不安でしょうがなかった。
でも、どんなに辛い事でも乗り越えてきたシュウの強い心に、エレーナはかすかではあったが、希望を失っていなかった。
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