スイーツな関係
「遥人を見送るから、車出して」
「……わかった」


遥人は返事をしてから、アクセルを軽く踏んだ。

私は見えなくなるまで遥人の車を目で追い、見えなくなるとマンションへ入った。


その夜、ノートパソコンを開き、遥人と約束した料理スクールを調べていた。


「う~ん、たくさんあるな……迷う……あ! この基本初心者コースなら私に合っているかも」


今までほとんどしたことがない私だ。

親切丁寧に教えてもらおう。


「え~っと、必要なのはエプロン、三角巾……三角巾ってなに? 明日電話で予約した時に聞いてみよう」


エントランスで別れてから、ずっと遥人のことを考えている。


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