スイーツな関係
「じゃあ、それを食べ終わったら、メイン料理を持ってくるから」


そう言って、遥人は厨房へと消えていった。


ひとり残された私は周りの視線をふと感じた。
他のテーブルに着いているお客様。
特に女性客が遥人に注目していたみたい。
遥人目当てのお客様、多いもんね。


ここで一緒に食べるわけにはいかないか……。

ひとりで食べるのは寂しいけど。
自分の為に腕を振るってくれるのは嬉しいのだが、やっぱり人目を気にしないところで一緒に食べたい。


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